2016年12月18日日曜日
第8回口頭弁論期日報告(片岡輝美)
共同代表・片岡輝美です。各地で降雪大雪の模様です。また胃腸炎やインフルエンザも流行しています。くれぐれも足元にご注意、ご自愛ください。
12月12日第8回子ども脱被ばく裁判口頭弁論が行われ、日本各地から約40名の支援者が集まってくださいました。特に、今回初めてお出でになった方もいらっしゃいました。仙台在住の女性は、身近で除染土の焼却問題が持ち上がり情報収集をしているなかで、この裁判のことを知り参加。また、他の初老の男性は、ご自分の甲状腺ガン摘出の経験を話してくださいました。それぞれに、原発震災を自分の課題、そして子どもたちの健康や未来を脅かす課題として捉えています。裁判前のプログラムでは、当日の争点を古川弁護士と井戸弁護士に解説していただきました。
陳述を務めた原告Uさんは、県外避難ですから、これまで裁判に足を運ぶことはできませんでした。朝、ご挨拶をしたとき「ぼくが陳述でいいのでしょうか」と躊躇いを口にされていましたが、陳述では一つ一つの言葉に思いを込め、悔しさと怒りを述べられました。集会の最後には、陳述では後ろの座る多くの支援者の後押しを感じて話をすることができたこと、1日裁判に参加しとても励まされたことを感謝の言葉と共にお話くださいました。もうひとり陳述する予定の原告さんは、諸事情により欠席となり代読がなされました。日頃一緒に裁判の活動をしている時に知ることはなかった震災直後の経験が陳述に綴られていました。私は驚きと共に、改めて国や県の罪の大きさを感じていました。
裁判当日の詳細や争点は、下記の弁護団ブログや各地の支える会ブログを参考にしてください。
今年1年裁判をお支えくださり、感謝申しあげます。楽しいクリスマスとお正月をお過ごしください。
■子ども脱被ばく裁判弁護団のブログ
■支える会・西日本のブログ:口頭弁論の感想と西日本通信第5号をアップ(ブログ画面右サイド)しました。
先日配布した西日本通信をカラーでご覧いただけます。
■支える会・東日本
■脱被ばく実現ネット