子ども脱被ばく裁判支援者のみなさま
12月19日、第23回裁判が行われました。今回も大勢の支援者が県内外から駆けつけてくださいました。変わらぬご支援を深く感謝致します。朝9時、福島地裁前で公正な裁判を求めるアピールが行われ、熱い思いが次々と語られました。今回原告団から裁判所に提出された署名は、前回の1003筆を上回る1280筆。総計79618筆となりました。みなさんの思いがここにも込められています。ありがとうございます。裁判については井戸謙一弁護団長の期日報告をご覧ください。弁護団ブログが更新され、山下俊一氏、鈴木眞一氏への証人尋問に関する意見書などが掲載されています。また、脱被ばく実現ネットブログにも動画がアップされました。ぜひご覧ください。
■子ども脱被ばく裁判弁護団ブログ
■脱被ばく実現ネット
次回第24回裁判は【2020年1月23日(木)】です。日時のお間違いのないように。この日はおふたりの原告が本人尋問に立ちます。傍聴席を満席にして原告を応援しましょう。
事務局からの連絡です。
1,1月23日(木)当日の集合は、12時30分に福島地裁前です。公正な判決を求めるアピールを行います。
2,大変申し訳ありませんが、今回も裁判との並行集会は予定しておりません。市民会館301号室は午後1時以降借りていますので、そちらでお待ちください。
◆子ども脱被ばく裁判第24回期日◆
日時:2020年1月23日(木)12:30〜16:30
会場:福島地方裁判所 〒960-8512 福島市花園町5-38 ℡024-534-2156
昼食・報告会会場:福島市市民会館301号室 〒960-8021福島市霞町1番52号 ℡024-535-0111
日程:
12:30 地裁前集合 アピール
13:00 傍聴券配布
13:30 裁判開始 原告2名の本人尋問
15:00 終了後、直ちに福島市市民会館に移動し、報告集会へ。
16:00 記者会見
16:30 閉会
◆井戸謙一弁護団長アピール◆
12月19日福島地裁で第23回口頭弁論が開かれました。今回は、午前中は原告Aさん(3人の子のお母さん)の本人尋問が、午後は、河野益近氏に対する被告側の反対尋問が行われました。Aさんは、実直な口調で、最も線量が高かった2011年3月15日に子供たちを戸外に出してしまったことに対する後悔、乳児を寝かせた篭を地面に置いてしまったことに対する後悔、情報が隠蔽されたために住民の間で分断が生まれてしまった口惜しさ等を述べられ、子ども達を守るために大人は同じ方向を向いて努力するべきだと訴えました。河野証人に対する被告国の反対尋問は枝葉末節に止まり、河野証言の根幹、すなわち、ICRPが採用しているLNTモデルに従うべきこと、子どもは大人よりも放射線感受性が高いこと、福島原発事故では放射性セシウムの多くは不溶性の放射性微粒子の形状で放出され、水溶性のものも土壌粒子にトラップされて不溶性に代っていること、風や自動車の通行等によって、不溶性の微粒子やセシウムをトラップした土壌粒子が再浮遊し、子ども達が体内に取り込むリスクがあること、その場合の健康リスクは解明されていないこと等は全く揺るぐことはありませんでした。
次回以降の予定は、次のとおり決まりました。
第24回裁判:1月23日午後1時30分 原告本人尋問2名
第25回裁判:2月14日午後2時50分 福島県立医大甲状腺内分泌学講座教授鈴木眞一氏証人尋問
第26回裁判:3月4日(時刻未定)福島県立医大副学長山下俊一氏証人尋問
この裁判もいよいよ終盤で、重要な期日が続きます。引き続きご支援をよろしくお願い致します。
以上