2020年1月17日金曜日

第24回子ども脱被ばく裁判のご案内(2020年1月23日)

いよいよ子ども脱被ばく裁判も大詰めとなってきました。次回第24回裁判は【2020年1月23日(木)】です。日時のお間違いのないように。この日はおふたりの原告が本人尋問に立ちます。傍聴席を満席にして原告を応援しましょう。
また急なご案内ですが、裁判報告集会に引き続き、会場を変えて学習会を行います。弁護団より、鈴木眞一氏を証人に迎える第25回、山下俊一氏を迎える第26回の争点について説明を伺います。また、今後の子ども脱被ばく裁判の会の活動について、意見交換を行います。引き続きご参加ください。

◆子ども脱被ばく裁判第24回期日◆
日時:2020年1月23日(木)12:30〜16:30 
会場:福島地方裁判所 〒960-8512   福島市花園町5-38 ℡024-534-2156
昼食・報告会会場:福島市市民会館301号室 〒960-8021福島市霞町1番52号  ℡024-535-0111
日程:
12:30 地裁前集合 アピール
13:00 傍聴券配布
13:30 裁判開始 原告2名の本人尋問 
15:00 終了後、直ちに福島市市民会館に移動し、報告集会へ。
16:00 記者会見
16:30 閉会
17:00 市民会館401号室に移動して、学習会を開催
19:00 学習会終了

◆事務局からの連絡◆
1,1月23日(木)当日の集合は、12時30分に福島地裁前です。公正な判決を求めるアピールを行います。
2,大変申し訳ありませんが、今回も裁判との並行集会は予定しておりません。市民会館301号室は午後1時以降借りていますので、そちらでお待ちください。

◆井戸謙一弁護団長アピール◆
12月19日福島地裁で第23回口頭弁論が開かれました。今回は、午前中は原告Aさん(3人の子のお母さん)の本人尋問が、午後は、河野益近氏に対する被告側の反対尋問が行われました。Aさんは、実直な口調で、最も線量が高かった2011年3月15日に子供たちを戸外に出してしまったことに対する後悔、乳児を寝かせた篭を地面に置いてしまったことに対する後悔、情報が隠蔽されたために住民の間で分断が生まれてしまった口惜しさ等を述べられ、子ども達を守るために大人は同じ方向を向いて努力するべきだと訴えました。河野証人に対する被告国の反対尋問は枝葉末節に止まり、河野証言の根幹、すなわち、ICRPが採用しているLNTモデルに従うべきこと、子どもは大人よりも放射線感受性が高いこと、福島原発事故では放射性セシウムの多くは不溶性の放射性微粒子の形状で放出され、水溶性のものも土壌粒子にトラップされて不溶性に代っていること、風や自動車の通行等によって、不溶性の微粒子やセシウムをトラップした土壌粒子が再浮遊し、子ども達が体内に取り込むリスクがあること、その場合の健康リスクは解明されていないこと等は全く揺るぐことはありませんでした。

◆第25回以降の予定◆
第25回裁判:2月14日午後2時50分 福島県立医大甲状腺内分泌学講座教授鈴木眞一氏証人尋問
第26回裁判:3月4日(時刻未定)福島県立医大副学長山下俊一氏証人尋問