2019年6月12日水曜日

第20回子ども脱被ばく裁判のご案内(2019年7月9日)

子ども脱被ばく裁判原告、支援者のみなさま

 日頃より、子ども脱被ばく裁判をご支援くださりありがとうございます。第20回裁判のご案内です。午前中のプログラムでは二つの報告を行います。一つ目は原告・横田麻美さんの報告です。横田さんのご子息は東電福島第一原発事故後から2年後、避難を希望し北海道の高校へ進学。その経験がフランス語の漫画となり、この3月に推薦図書としておかれたフランス国内の小中高校10箇所以上でお話をしてきました。ヨーロッパ各地で行われた市民団体主催のお話し会を加えると25箇所になります。同行した森松明希子さん(原発賠償関西訴訟原告団代表)との対談や子ども脱被ばく裁判など各地で訴えたことをお話していただきます。
 二つ目は、昨年3月の原子力規制委員会によるモニタリングポスト大量撤去方針を受け、継続配置を求める各地の市民の声と共に原子力規制庁と交渉を重ねた末、「当面の存続」との方針変更を引き出した市民の活動を、片岡輝美さんが報告します。
 裁判の争点は下記の「弁護団から」をご覧ください。今回の裁判で主張のやり取りと原告による意見陳述が終わり、次回から証人・本人尋問に入ります。日程は10月1日(火)、11月13日(水)、12月19日(木)、1月23日(木)、3月4日(水)です。詳細は追ってご案内しますが、いずれも午前9時からの開廷と思われます。備えのために多忙を極める弁護団と原告団を支え、公正なる裁判を目指していきましょう。さらなる署名やカンパのご協力をお願い致します。小児甲状腺ガン発症者数をアップデートした新「第3回署名用紙」はブログに掲載されています。7月3日頃までに、井戸弁護士事務所までお届けください。
https://drive.google.com/file/d/10IT12458gFKYmAgETR7pexhDsBXFAzID/view

子ども脱被ばく裁判の会 原告代表 今野寿美雄
共同代表 水戸喜世子 片岡輝美


◆第20回子ども脱被ばく裁判プログラム◆
■日時:2019年7月9日(火)午前11時から午後5時まで
■会場:福島市民会館301号室 〒960-8021福島市霞町1番52号 ℡024-535-0111
    福島地方裁判所 〒960-8512   福島市花園町5-38 ℡024-534-2156
■日程
11:00 開会のあいさつ・署名報告
11:10 報告1 ヨーロッパ巡回講演報告  横田麻美さん
11:50 報告2 モニタリングポスト継続配置を求める活動報告 片岡輝美
12:30 昼食と休憩
13:15 地裁へ移動開始
13:45 地裁前集会
14:00 傍聴券配布
14:15 入廷
14:30 開廷・意見陳述
15:30 閉廷
16:00 記者会見
16:15 本日の裁判と今後について意見交換
16:45 閉会のあいさつ

■弁護団より
1 前回、被告国は、子ども達が受け、これからも受けるであろう低線量被ばく、内部被ばく、とりわけセシウム含有不溶性放射性微粒子による内部被ばくによって生じる健康影響について、いずれも心配ない旨の準備書面を提出しました。今回、原告側は、被告国のこの準備書面に対する反論を内容とする準備書面を提出します。
2 これによって、主張のやり取りは一段落となり、第21回口頭弁論期日から尋問に入ります。原告及び被告らの双方から、証人尋問、本人尋問の申請をし、裁判所が採否を決定し、尋問のスケジュールが決められます。
3 引き続き、ご支援をお願い致します。